親族が亡くなった後の遺産相続や遺品整理の中で、見逃されがちなのが「車」です。
乗用車・軽自動車ももちろん相続財産の一つになりますので、きちんとした手続きを行う必要があります。

今回は、車の所有者が亡くなってしまい、その車を廃車にしたい場合に、郡山市でどのような手続きをするべきかを詳しく解説したいと思います。

１.車の所有者が被相続人（故人）かどうか確認する

車は所有者が亡くなった時点で、家族などの相続人全員の共有財産となり、車の状態などにかかわらず相続手続き（名義変更等）が必要となってきます（名義が第三者となっている場合、相続は発生しません）。

車検証の「所有者の氏名・名称」が故人の名義ではなく「ディーラー（自動車取扱業者、正規販売店）」であった場合、これは車のローンの支払が終わっていない状態です。
この場合、速やかにディーラーに連絡を取り、現在のローンの支払状況等について確認をしましょう。

自動車にローンが残っている場合、残債は相続する人が一括精算するのが通常です。
それが困難な場合には新しい所有者で再びローンの審査が行われます。
ローンを引き継がないという決断をした場合には自動車の名義はローンを組んだ会社に戻ることになります。

２.自動車を受け継ぐ新しい所有者を決めるて名義変更手続きを行う

遺言書があり、自動車を誰に受け継ぐのかが記載されている場合には、その遺言書を添付して名義変更の手続きをすることになります。
遺言書が無い場合、誰が自動車を受け継ぐのかを遺産分割協議の中で決める必要があります。
そこで作成された遺産分割協議書を添付して名義変更をすることになります。
※自動車の価格が100万円以下である場合には「遺産分割協議成立申込書」という簡略化されたものでも手続きが可能です。

相続の状況等により必要な書類は異なりますので、福島運輸支局・登録部門にお問い合わせください。
また、軽自動車の手続きは軽自動車検査協会 福島事務所となります。

福島運輸支局　登録部門ヘルプデスク：050-5540-2015
軽自動車検査協会 福島事務所：050-3816-1837

３.相続した自動車の廃車手続きをする

長年乗っていなかったからもう乗れそうもない、中古車としての価値も低く、廃車にしてしまおうと決めた場合、廃車手続きをして自動車を処分（永久抹消登録）することができます。
手続きは福島市にある運輸支局・軽自動車検査協会で行います。
しかし、運輸支局での廃車手続き前に車の解体処理が必要となりますので、郡山市の解体処理業者にまず依頼をしましょう。

続きを代行してくれる業者に依頼することも可能！

車の所有者が亡くなってしまった場合の自動車の廃車手続きは、とても複雑です。
名義変更をしないままでいると、自動車税が滞納されていったり、名義が故人のままだと各種手続きが面倒になります。
できるだけ早く相続手続きをして、問題をクリアにしておきましょう。

廃車の手続きは自身でもできますが、廃車手続きをする時間が確保できない場合は、郡山市の廃車買取業者やディーラーや行政書士などで委任することも可能です。
遺品整理サポート郡山でも、故人が生前乗られていた自動車の廃車手続きについて、遺品整理からワンストップで代行が可能です。
遺品整理に限らず、生前整理や相続関係なども、お気軽にご相談ください。