お葬式における喪主の役割・心得の教科書

お葬式での喪主の役割とは

自分の配偶者、親、兄弟など近しい方が亡くなった時、あなたが喪主を務めることになるかもしれません。

大切な方が亡くなったという深い悲しみを抱えながらも、果たさなければならない喪主の役目は次々舞い込んできます。

宗派や地域によってマナーは異なってきますが、福島県郡山市で一般的な葬儀における喪主の役割・心得をご紹介します。

お葬式で喪主を務めるのは誰?

喪主は、お葬式全般の主催者であり代表ですので、故人と一番縁が深い人がなります。

通常は、次のような順番で喪主を決めていきます。

  1. 残された配偶者
  2. 長男
  3. 次男・三男
  4. 長女
  5. 次女・三女

故人に近親者がいない場合は、故人と親しかった友人が喪主の代理を務めることもできます。

また、未成年がなる場合は、親戚が後見人として実際の喪主を務めることになります。

葬儀における喪主の役割

喪主は、弔問を受けることに専念します。

雑用はなるべく世話役(葬儀社との交渉や雑務などの指揮をとる人)に任せ、動き回らずに故人のそばに付き添っていてください。

喪主は、僧侶や弔問客のお出迎えやお見送りはせず、誰に対しても平等に対応します。

たとえ弔問客が目上の人であっても、玄関までは見送ることは避けるのがしきたり。この場合は失礼にあたりません。

通夜・告別式での役割

弔問客の受付が始まるころには身支度を整え、祭壇の前に座ったままで弔問を受けます。

目上の方であっても失礼にはあたりません。

「この度はお悔み申し上げます」と声をかけて頂いたときには、「ありがとうございます。故人もさぞ喜んでいることと思います」など、短い言葉で構いませんので答えましょう。

一人の人と話し込んでいると、あとがつかえて他の人に迷惑を掛けてしまうので注意が必要です。

喪主の挨拶

告別式での挨拶のポイントは、会葬に対するお礼、故人が生前お世話になったことの感謝、遺族に対する今後の支援のお願いをすることです。

【文例】喪主が息子の場合
皆さま、本日はお忙しい中、母○○の葬儀、並びに告別式にご参列いただき、ありがとうございます。
亡き母になりかわりまして、生前に受け賜りましたご厚誼に心からお礼申し上げますとともに、今後も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

都心では家族葬といって、とても小規模な葬儀をとりおこなう場合もあります。

しかし、福島県郡山市では親族やお世話になった方々への最後の挨拶を大切にする地域が多いので、弔問客に感謝の意を忘れずに、喪主の役割を果たしましょう。

しきたり、マナーはもちろん守らなければなりませんが、一番大事なのは故人を偲び、弔問者への感謝の気持ちを伝えることです。

喪主はたった一人ですが、遺族は一人ではないはずです。

残された家族みんなで葬儀を無事に済ませ、故人を天国へ送り届けてあげましょう。

福島県郡山市での生前整理・遺品整理は遺品整理サポート郡山へお任せください!
心を込めた遺品整理に自信があります!
生前整理で大切なご家族のために想いを残しませんか?
初めての遺品整理も安心の料金プラン