
親や兄弟、あなたの大切な方が亡くなった時、悲しみに暮れる暇などなく次々とやらなければならない事が舞い込んできます。
そんな中、遺族は協力して葬儀の準備を進めなければなりません。
お葬式を迎えるまでに遺族が踏むべき段取りを詳しくご説明します。
まずは葬儀社へ連絡をしましょう
家族が亡くなった場合、葬儀社へ連絡を入れます。
いうなれば、葬儀社の方があなたより何倍も段取りを知っていますので、日程などは葬儀社が提案してくれます。
基本的にはそれに従い、お葬式の準備を進めましょう。
葬儀の打ち合わせ
喪主を決めますが、一般的には配偶者で、配偶者が居ない場合は、原則として故人との血縁の濃い順に決定されます。
葬儀社と相談しながら、お通夜・葬儀の宗教形式や規模、日時、場所、予算などを決めます。
- 宗教形式(仏式、神式、キリスト教など)
- 規模についても原則として生前の故人の意向を尊重しましょう。 この時お付き合いをしている菩提寺がない場合は、郷里や本家筋などに宗旨宗派の確認をし、葬儀社に僧侶の読経や戒名を相談します。
- 通夜・告別式の日程
- 日時は、遠方の参列者の到着時間や僧侶や火葬場の都合を考慮して決定します。 この時、火葬場の休業日によって左右されてしまうことがあります。 郡山のほとんどの火葬場は元旦からの三が日が休業日になっています。 この場合は三が日が明けてからの葬儀になります。 また一般的には友引の日には葬儀を避ける傾向がありますので、友引の日を休業としている火葬場が多くあります。
- 通夜・告別式の日程
- 日時は、遠方の参列者の到着時間や僧侶や火葬場の都合を考慮して決定します。 この時、火葬場の休業日によって左右されてしまうことがあります。 郡山のほとんどの火葬場は元旦からの三が日が休業日になっています。 この場合は三が日が明けてからの葬儀になります。 また一般的には友引の日には葬儀を避ける傾向がありますので、友引の日を休業としている火葬場が多くあります。
- 通夜を過ごす場所
- 場所は、基本的には自宅で行う場合が多いのですが、スペースが確保しにくい場合は、地域の公民館、寺院や葬祭会館で行う場合もあります。 特に葬儀社に全てを任せられる葬祭会館を利用する人が増えてきています。
- お葬式にかかる費用の予算
- 予算は、目安として一般的にはその時々の生命保険の最低金額などと言われます。 また、葬儀は香典を当てにするものではなく、ある程度のお金を確保しておくべきだという考え方があります。
- その他
- 遺影写真、喪服や数珠などを用意し、葬儀で家紋を使う場合は調べておきます。
また供花・供物・弔電などを整理しましょう。
葬儀の連絡
この連絡だけは、葬儀社には頼まず自分たちで行います。
訃報を伝える相手は、家族や親戚、故人と親しかった友人・知人・恩師、勤務先、隣近所、町内会、学校関係などです。
亡くなってすぐに知らせる人と、葬儀の日程が決まってから知らせる人に分けて連絡します。
訃報の内容は、故人の氏名・喪主の氏名・故人と自分の関係・死亡日時・死因・連絡先などを手短に伝えます。
葬儀の日程が決定している場合は、日時・場所も伝えます。
友人・知人などは、グループの代表者に連絡して、その人からほかの人へ連絡を回してもらうようにするのも良いでしょう。
葬儀の際に、この連絡先を決める場面で慌てることが多いです。
あらかじめ連絡する人のリストを、亡くなってすぐに知らせる人、葬儀の日程が決まってから知らせる人に分けて用意しておくと慌てなくて済みます。
納棺
お通夜の前にご遺体を整え、旅立ちの衣装を着せて家族や親戚が棺に納めます。
「死」を受け止める大切な作業でもありますので、身内の方はできるだけ同席します。
遺族はできるだけ身支度の手伝いをしましょう。
装束は左前に合わせ、上帯(うわおび)を締め、手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)を着け、足袋を履かせます。六文銭(ろくもんせん)を入れた頭陀袋(ずだぶくろ)を首に掛けます。
頭につける白の三角巾も死装束のひとつですが、顔の印象をかえてしまうので最近ではつけることが少なくなりました。
棺には、身に着けたもの以外の旅支度、杖、網傘、わらじの他に、故人の愛用品など棺に入れてあげたい物がある場合には副葬品として納めることができます。
副葬品は燃えにくい物や、遺体を傷つけるおそれのある物は避けるようにします。
逆さ水といって、水にお湯を注いだもの(産湯の逆)を用意することもあります。
葬儀費用の用意
銀行は名義人が死亡した事実がわかると、預金を引き出したり解約したりできなくなります。
入院されていた場合は病院への支払いをすませなければなりませんし、葬儀費用以外にも細かい出費がかさむものなので、ある程度まとまった現金の用意が必要です。
ここまでが主な葬儀までの段取りになります。
考え決めていくことが沢山ある中、進めなければならないことが次々と出てきます。
葬儀を執り行う側も大変だとは思いますが、気持ちを込めて故人を送り出せるよう、抜けがない葬儀を進められるようにしましょう。
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