皆さんは自分のお墓について考えた事はありますか?
縁起でもない?まだ早い?いいえ、元気な今が自分のお墓について考える最適な時期なのです。
最近では、生前整理の一環として元気なうちに自分の気に入ったお墓や残された家族が手入れをしやすいお墓を準備する方も増えています。
建立時期の目安について
いつ、何日までに必ず建てなければならないという法律的な決まりはありません。
基本的には個人の自由で、思い立ったが吉日とも言います。
参考までに、一般的な建立時期の例をいくつか挙げてみます。
- 生前なら
- ・還暦のお祝いに
・定年退職を機に
- 亡くなってからなら
- ・告別式の当日
・四十九日
・一周忌
・一周忌法要までの新盆・お彼岸
・三回忌
不老長寿の願いを込める「寿陵(生前墓)」
その歴史は古く、秦の始皇帝を始め、聖徳太子や蘇我入鹿が建てた事でも有名です。
こうした生きている間にお墓を建てることを「寿陵(じゅりょう)」と言います。
その場合、朱色で墓石に戒名が刻まれます。
これは不老長寿の願を込めたもので、昔は石棺や木棺の内側に朱色の水銀を塗っていて、これが寿陵の朱色文字の始まりと言われています。
生前にお墓を建てると縁起が悪い?
生前にお墓を建てる事を寿陵といいますが、「寿」とは長寿・長命を意味し、「陵」とはお墓を意味します。
そのことから生前にお墓を建てることは「家に幸福を招き、長寿が約束される」といった大変縁起の良いこととされています。
仏教の教えでは、生前に墓を建てることは、「逆修(ぎゃくしゅう)」といって生前自分のために仏事を営み、冥福を祈る行いを指し、それによって功徳がもたらされるという事です。
功徳は子から孫へと残すことができ、未来の繁栄と幸福につながるとも言われています。
生前にお墓を建てるメリットは?
- 1、自分好みのお墓を建てることが出来る。
- お墓の場所や、墓石の材質からデザインまで、自分の思いを余すことなく反映できます。
- 2、妥協しないですむ。
- 亡くなってからお墓を探す場合、一周忌や三回忌など区切りの良い時期を目安に建てる方が多いようです。
そのため、日程が迫ってくると焦って適当なところで妥協してしまうケースが多く見られます。
生前なら、時間制限はありませんので、ゆっくりと時間をかけて探すことができます。 - 3、残された家族に負担をかけずにすむ。
- 残された家族は、事務手続きから片付け、遺品整理、法要の準備などその忙しさは心身ともに大きなストレスとなります。
生前にお墓を建てておけば、自分の死後、残された家族の負担を減らす事が出来ます。 - 4、節税できる。
- お墓は相続税・不動産取得税・固定資産税がかからないため、節税対策のために生前にお墓を建てる方が増えています。
お墓を建てるために残しておいたお金には課税されますが、お墓そのものであれば、「祭祀財産」として例外的に相続税が免除されます。
生前にお墓を建てる時に気をつけたい注意点
生前整理とはいえ、あまり早くにお墓を建ててしまうと、後から好みが変わってしまったり、さらに良い条件の霊園や墓地が見つかって後悔してしまうこともあります。
また、せっかく良い条件の墓地が見つかっても、遺骨がある状態でなければ申し込めないなど、全ての霊園・墓地が生前の建立を受け付けているわけではありませんので、ご家族との話し合いのもと、しっかりとした確認が必要です。
生前整理でお墓の建立を考えたら、積極的に霊園の見学に行かれるのも良いでしょう。イメージが固まりやすくなります。
家族への最後の思いやりでもある「お墓」
無理をして高価なお墓を建てる必要はありません。
お墓はいかに立派なものであるか?より、残された家族が管理のしやすいお墓であるか?の方が大切です。
場所や手入れのしやすいお墓など出来る限りの優しさをご家族へ残してあげてほしいと思います。
私たち福島県郡山市の遺品整理サポート郡山では、お墓についてのご相談も賜っております。
生前整理でお墓について考えた時「困ったな?」そう思ったら、お気軽にご相談ください。
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